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危機の真相

通貨と通商の三銃士に求められるもの 平和のための防波堤、自覚を=浜矩子

 4月10日、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、そして世界貿易機関(WTO)がグローバルな貿易動向に関する共同報告書を発表した。この発表に当たっては、3機関の首脳たちがベルリンで一堂に会した。珍しいことだ。IMF・世銀は、通貨すなわちカネの流れ担当。WTOは通商すなわちモノの取引担当。3者がタッグを組むことは、もっとあってもいい。だが、あまりない。

 あまりないことが起こったのは、それだけ彼らの危機意識が強いからだろう。トランプ米大統領の出現で、アメリカがすっかり保護主義モードになっている。何しろ、この大統領は就任演説で「保護は大いなる富と力をもたらす」と言い放った人である。中国や日本やドイツに対して、対米貿易黒字を何とかしろとむやみに迫る。手当たり次第に、「為替操作国」のレッテル貼りをやりたがる。

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