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熊本地震

2016年4月14日と16日に発生した熊本地震。最大震度7の激震に2度襲われ、熊本、大分両県で関連死を含めて275人が亡くなった。

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熊本地震1年

28歳で逝った娘 母の夢枕に 益城町

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 熊本県益城(ましき)町福原のスイカ農家、河添登志子さん(57)は熊本地震で長女由実さん(当時28歳)を失った。由実さんの上に崩れ落ちた自宅は解体し、改修した敷地内の倉庫で娘の思い出とともに過ごしてきた。「もう(前震から)1年がたちましたよ、由実さん。いつかは帰ってくると思っているんだけど、帰ってこないもんね」。14日早朝、登志子さんは父敏明さん(62)とともに目を閉じ、仏壇に手を合わせた。

 別れは突然だった。昨年4月16日未明の本震で自宅が倒壊。崩れた家屋の1階で寝ていたのは由実さんだけだった。前震があった同14日夜は家族5人で車中泊したが、電気が復旧して風呂にも入れた15日、由実さんは1階の自分のベッドを選んだ。登志子さんが「今夜も車で寝よう」と誘ったが、それが生死を分けた。

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【熊本地震】

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