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本村凌二・評 『中世、ロワール川のほとりで聖者たちと。』

 (九州大学出版会・4104円)

一条の天国の光を感じる聖者文学

 フランスの最長河川であるロワール川は東から西へ流れ大西洋に注ぐ。この川の流域を挟んでフランスは北と南に大きく分かれる。北には平野部が広がり、南には丘陵地帯が連なる。その流域の一角をなすアンジェ地方が本書の舞台をなす。

 そこに生きる人々の日常生活のなかでキリスト教が浸透していく風景はどのように描けるのか。人々が日々あがめていた聖者や聖遺物に注目すれば、中世人の心性にふれることができるかも、という淡い期待がある。

 ローマ帝国が衰退すると、西ヨーロッパの文化活動の中心も地中海沿岸地域から北上する。中世前期のフラン…

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