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熊本地震

2016年4月14日と16日に発生した熊本地震。最大震度7の激震に2度襲われ、熊本、大分両県で関連死を含めて275人が亡くなった。

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熊本地震1年

大学院へ新たな一歩 両脚切断危機乗り越え

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キャンパス内を歩く堤秀平さん。倒壊したアパートの下敷きになった両脚は、自転車をこげるまでに回復した=熊本市東区の東海大で2017年4月15日午後1時26分、徳野仁子撮影
キャンパス内を歩く堤秀平さん。倒壊したアパートの下敷きになった両脚は、自転車をこげるまでに回復した=熊本市東区の東海大で2017年4月15日午後1時26分、徳野仁子撮影

 昨年4月16日の熊本地震の本震で熊本県南阿蘇村のアパートが倒壊し、学生3人が亡くなった東海大は15日、熊本市東区の熊本キャンパスで追悼の学内集会を開いた。集会にはアパートの下敷きになり、両脚切断の恐れもあった堤秀平さん(23)の姿もあった。「君たちの分まで頑張って生きるよ」。懸命のリハビリで歩けるようになり、今月、大学院で新たな一歩を踏み出した。

 昨年4月16日午前1時25分、就職活動の準備に追われていた、当時農学部4年の堤さんは阿蘇キャンパス近くにあるアパート1階の部屋でベッドに腰掛けていた。強い揺れで玄関横の台所に飛ばされた。気付くと、落ちたアパートの2階部分の下であおむけになり、両手両脚がコンクリート片に埋まっていた。冷蔵庫が支えになってわずかな隙間(すきま)ができたおかげで圧死は免れたが、両脚に激痛を感じた。外から聞こえた呼びかけ…

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【熊本地震】

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