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 「お幾つ?」と聞くと、幼児は「……」。若いお母さんが代わって「まだ一つだよね」。尋ねた方が決まって「大きいですね」とお世辞を言う。

 しばらくすると、幼児は「お幾つ?」という質問に、紅葉のような可愛い手の人さし指と中指を立てて「ふたちゅ」と答える。1歳でもなければ、3歳でもない。僕は2歳なのだ!と主張する。尋ねた方は「お利口さん!」とお世辞を言う。多分、人間様は生まれて初めて「数」を使って「他との違い」を学ぶ。

 次に覚えるのは「名前」だろう。「お名前は?」と聞かれ、大声で「たろう!」と答える。多分、一番先に覚える固有名詞は「自分の名前」。「次郎」でも「三郎」でもない。「僕は太郎だ!」と自己主張する。この時も「お利口さんね」と褒められる。「数」と「名前」は社会生活の「初めの一歩」のようなものである。

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