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死者112人に 「自動車による自爆テロ」報道 

 シリア北部アレッポ西郊の反体制派支配地区で15日午後(日本時間同日午後)、反体制派に包囲された村から避難する住民を乗せたバスの車列近くで爆発があり、在英民間団体シリア人権観測所によると死者は16日までに少なくとも112人に達した。

     犠牲者の多くはアサド政権を支持するイスラム教シーア派で、政権と反体制派の合意に基づき政権支配地区に避難する途中だった。警備の反体制派兵士が多数死傷したとの情報もある。国営メディアは爆弾を積んだ自動車による自爆テロと伝えた。犯行声明は出ていない。

     衛星テレビ局アルジャジーラによると、北部イドリブ県ケフラヤとフアの住民ら約5000人が14日にバスで村を出たが、政権支配地区に入れず待機中に爆発が起きたという。

     シリアではアサド政権と反体制派が、互いの支配地域を包囲し合い食糧や援助物資の搬入を妨害してきた。国連によると包囲下の人口は約64万人に及ぶ。

     国連などの批判を受け、政権を支援するイランと反体制派を支援するカタールが仲介。シーア派住民をイドリブ県の二つの村からアレッポへ、スンニ派住民を南部マダヤとザバダニからイドリブ県へそれぞれ移送する計画で一度は合意した。しかし両者が避難させる住民の人数でもめ、移送が中断していた。

     国連のドゥジャリク事務総長報道官は15日付の声明で「避難する人々の安全を確保するよう求める」と述べ非難した。【松井聡】

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