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住職は経営者、覚悟はあるか 塾で示す寺業計画

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「未来の住職塾」の一日体験教室で熱く意見を交わす僧侶ら=大阪市天王寺区で、花澤茂人撮影
「未来の住職塾」の一日体験教室で熱く意見を交わす僧侶ら=大阪市天王寺区で、花澤茂人撮影

 葬儀や檀家(だんか)制度への考え方が多様化し寺院を取り巻く環境が厳しさを増す中、住職らを対象とした経営塾「未来の住職塾」が人気だ。5年前に開講しすでに卒業生は400人以上。僧侶たちは何を求めて集い、塾は何を伝えるのか。大阪市内で開かれた「一日体験教室」に足を運んだ。【花澤茂人】

将来に危機感

 「将来にぼんやりした危機感がある」。2月15日、寺院であった体験教室に参加した浄土宗・阿弥陀寺(奈良市)の森圭介・副住職(41)は言う。数年後に父である住職(68)から寺を継ぐ予定だが、妻に「この時代に本気でお寺をやっていく覚悟があるのか」と問われ、たじろいだ。「どこかで『何とかなる』と思っていた甘さに気づいた。説得力のある未来のビジョンを作りたい」と塾に期待を寄せる。

 「住職は宗教者であると同時に経営者。難易度は高い」。参加者を前に「塾長」の松本紹圭(しょうけい)さん(37)が語りかけた。集まった17人の宗派はさまざまで、ほとんどが住職か副住職、その妻という寺院を担う立場。松本さんは続けた。「社会の変化は急速。ここ5年、いや3年が正念場です」

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