第8回鮎川信夫賞(鮎川信夫現代詩顕彰会主催)の贈呈式が7日、東京都内であり、詩集『北山十八間戸(きたやまじゅうはっけんこ)』(気争社)の荒川洋治さんと『未知への逸脱のために』(思潮社)の伊藤浩子さん=同<中>=が表彰を受けた。詩集2冊の受賞は第2回以来6年ぶり。詩論集の受賞なしは初めて。
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荒川さんは「人は震災後、戦後といった区分で世界を感じとるが、それを取り外し、広い歴史的な時間の中で人間の姿を見つめ直そうと、鎌倉時代の救済施設を素材にした。物事に酔いしれたり、描き過ぎたりしないよう意識したのは、情報化社会に対する一つの抵抗かもしれない」と自作を解説した。伊藤さんは「受賞詩集は自分一人で作ったものではない。無言のうちに死んでいった無数の死者たちに言葉に尽くしきれない心をささげたい。私…
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