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タイから送還の山辺容疑者逮捕 熊本県警

熊本空港を出て警察車両に向かう山辺節子容疑者(右)=熊本県益城町で2017年4月19日午前10時5分、津村豊和撮影

 熊本県警は19日、投資話を持ちかけて違法に金を集めたとして、同県出身の山辺節子容疑者(62)を出資法(預かり金の禁止)違反容疑で逮捕した。山辺容疑者は渡航先のタイの警察に身柄拘束され、強制送還で搭乗した航空機が日本領空に入った午前3時20分ごろ、県警捜査員に逮捕された。県警は羽田経由で熊本に移送。熊本東署で本格的に取り調べる。

 山辺容疑者は熊本県外の2人に「投資すれば高い金利がつく」「元本は保証する」などと投資話を持ちかけ計約6800万円を違法に出資させたとして、熊本県警が逮捕状を取り、国際指名手配していた。県警は山辺容疑者が同様の手口で他にも関東地方などの数十人から約7億円を集めたとみて、集金の詳細な実態や金の使途などを追及する。

 出資法は、銀行など法律に規定がある者以外、業として不特定多数から金を預かることを禁じている。

 山辺容疑者は1月20日、60日間の観光ビザでタイに入国。その後、今月19日まで30日間のビザ延長が認められていた。タイの入管法は他国で逮捕状が出ている容疑者の滞在を認めておらず、タイ警察は山辺容疑者が不法滞在しているとして入管法違反容疑で逮捕していた。タイでは「私も被害者です」などと話していたという。

 山辺容疑者が住んでいたとされる熊本県益城(ましき)町の住宅周辺の人たちによると、山辺容疑者は同町出身。過去に熊本市内でスナックを経営し、会社社長ら店の男性客らに投資話を持ちかけていた。外車を乗り回すなど生活は派手で、山辺容疑者が住んでいたとされる家は2002年に新築された2階建て。建築面積は約200平方メートルあり、地元では「姫御殿」と呼ばれていた。益城町は熊本地震で多くの民家が全半壊するなど甚大な被害が出たが、この住宅は外観上の大きな被害はない。【野呂賢治、柿崎誠】

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