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日米経済対話

じわりじわり 麻生氏、高まる存在感

日米経済対話に臨むため首相官邸に入る麻生太郎副総理兼財務相=東京都千代田区で2017年4月18日午後3時15分、川田雅浩撮影

ささやかれる「万が一のときには…」

 麻生太郎副総理兼財務相が意気盛んだ。政府内では日米通商政策のかじ取り役を担い、自民党麻生派の勢力拡大にも余念がない。2012年末の第2次安倍内閣発足以来、安倍晋三首相を支える姿勢は変わらないが、「万が一のときには再登板する気なのでは」とささやかれるほどだ。

     18日の「日米経済対話」の後、ペンス副大統領と共同記者会見に臨んだ麻生氏は、「日米関係の新たな1ページを開くことができた」と胸を張った。

     2月の日米首脳会談で経済対話の設置が決まった際、首相は麻生氏を担当に指名した。世耕弘成経済産業相に担わせる案もあったが、日米自由貿易協定(FTA)の議論を進めたい米側のペースに巻き込まれないよう、外相や首相を歴任した麻生氏の経験に期待したとみられる。ある閣僚は「引き取ったのは麻生氏。やる気は相当だ」と明かす。

     自民党の政権復帰後、麻生氏は自身が率いる麻生派を徐々に拡大してきた。06年に15人で発足した同派は現在44人。山東派(11人)との合流を目指し、将来的には岸田派(46人)と合併する「大宏池会構想」も視野に入れる。

    勢力を拡大する自民党麻生派

     麻生氏は12日、麻生派パーティーで「党の中で大きな政策集団が切磋琢磨(せっさたくま)する方が政治が安定する」と持論を展開。祖父の吉田茂の首相在任期間が通算7年だったことを挙げ、「問題じゃない。安倍政権はこのままなら9年いく」と首相を支える考えを強調した。一方で麻生氏の側近は「首相にもしものことがあれば『ポスト安倍』になる準備は整えておく」と語る。

     ただ、岸田文雄外相を首相にしたい岸田派幹部は「麻生氏に主導権を持っていかれるのでないか」と大宏池会構想を警戒する。麻生派と同様に派閥拡大を志向する二階俊博幹事長も「こちらも動く」と対抗心を隠さない。閣内では、麻生氏と菅義偉官房長官が昨年、消費増税再延期や衆院解散時期を巡って意見が対立し、いずれも菅氏が押し切った経緯がある。

     2月の訪米時、2機の政府専用機が使われた。首相はすでに岸田氏が乗り込んだ機を指して麻生氏に声をかけたという。「別々だと大宏池会の相談ができないじゃないですか」【小山由宇、小田中大】

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