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堺・南海高野線

踏切の80歳女性 女性会社員2人が救助

無職女性が助け出された「浅香山1号踏切」。南海高野線浅香山駅に隣接している=堺市堺区北清水で2017年4月18日午後5時47分、藤河匠撮影

南海電鉄「遮断機下りたら入らない、が鉄道会社の原則」

 18日午後0時50分ごろ、堺市堺区の南海高野線浅香山駅南側の踏切近くで、線路上に女性(80)がうずくまっているのを通り掛かった25歳と45歳の会社員の女性2人が見つけ、助け出した。大阪府警堺署への取材で分かった。遮断機が下り電車が接近する中での救出行為で、府警は2人に感謝状を贈ることを検討している。

 堺署によると、女性は自分で踏切内に立ち入ったとみられ、浅香山1号踏切の北約10メートルの上り線路上から引っ張り出される際にひざに軽いけがをした。助けに入った2人は市内在住で知人同士。けがはなかった。駆け付けた堺署員に「電車がまだ近付いていなかったので助けに入った」と説明した。

 当時、踏切に接近していた上り電車の運転士が、本来停車しない下り電車が動かないのをみて異常に気付き、非常ブレーキをかけたという。南海電鉄によると、現場で安全を確認後に運転を再開した。

 川崎市では15日、踏切内にいた高齢男性と、助け出そうとしたとされる銀行員の男性(52)の2人が列車にはねられ死亡する事故が起きたばかり。浅香山駅近くの関西大堺キャンパスに通う女子学生(19)は、スーツ姿の女性会社員らが、高齢女性の背中に手を当てながら救助に当たる様子を目撃した。「危険を顧みずに助けに入った勇気はすごい」とたたえた。

 一方、南海電鉄の担当者は「遮断機が下りた踏切内は大変危険なので入らないで、というのが鉄道会社としての原則」と話す。その上で、「線路内に人を発見した場合は、非常ボタンを押すか、手や布を大きく振って運転士に知らせてほしい」としている。【藤河匠、高嶋将之、青木純】

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