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記者の目

高齢化する刑務所の受刑者=岩崎邦宏(高松支局)

作業をする高齢の女性受刑者ら。そばには手押し車が置かれている=愛媛県西条市の西条刑務支所で昨年6月、岩崎邦宏撮影(画像の一部を加工しています)

 受刑者が高齢化している。法務省によると、2015年に刑務所に入った人のうち65歳以上の高齢者の割合は10・7%で、20年前の2・2%からほぼ一貫して増え、受刑者全体の高齢化率も上昇している。昨年12月までの1年余りの間、私は全国3カ所の刑務所を取材し、身寄りのない高齢者が刑務所に戻ってくる現状や、刑務官が介護のような仕事に追われる現場の一端を見た。老人ホーム化の側面が深刻になってきた今、刑務所のあり方の変革が急務だ。

 「好んで刑務所に来ているわけではない。今回で最後と決めている」。無銭飲食を繰り返し、14年夏から高松刑務所(高松市)に服役中の男性(75)は昨年12月、こう語った。服役は二十数回目、通算40年以上も刑務所で過ごす。

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