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中満泉さん=国連の軍縮担当上級代表(事務次長)に就任する

中満泉さん

 「シェークアップして(揺さぶって)」。そう言って国連事務総長は就任を要請した。新しい試みを恐れない勇気に裏打ちされた指導力を見込まれた。「部下が怖くて手を出せないことをやり、挑戦する空間を作ってあげることが重要です」

 大学院修了後、国連難民高等弁務官事務所に入った。1991年の湾岸戦争中、トルコとイラクの国境地帯に派遣。イラクから脱出しようとするクルド人が、雪の残る山の急斜面で凍えていた。苦境に、衝撃を受けた。

 ボスニア紛争(92~95年)では、クロアチアやセルビアの民兵たちと、ライターで火がつくほど強いサクランボの蒸留酒を飲みながら交渉した。敵対するイスラム教徒を守るために国連が来たとの誤解を解き、難民保護への協力を取り付けるためだ。「国連は宗教や民族に関係なく、保護を必要とする人を支援する」。熱弁で説得した。

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