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進行抑える試薬 福井大グループ

 福井大の研究グループは20日、ラットを使った実験で、白内障の進行を抑える効果がある試薬を見つけたと発表した。白内障の治療は現在、濁った水晶体を人工レンズに置き換える外科手術にほぼ限られる。グループは今回の成果を基に、白内障を抑える目薬の開発を進める。

     白内障は水晶体が白濁し、視力が低下する病気。症状が進めば、失明する恐れもある。加齢によって発症率は高まるが、40、50代の比較的若い年齢でも糖尿病が原因で発症することもある。

     福井大の沖昌也准教授(分子生物学)と高村佳弘准教授(眼科学)らのグループは、糖の培地に浸して人工的に白内障を発症させたラットの水晶体に、特定の遺伝子の働きを妨げる26種類の試薬を別々に加え、水晶体の変化を比較した。試薬は全て研究用に市販されているものを使った。

     試薬の濃度によって効果に差はあるが、このうち10種類で白濁の進行を抑える効果が見られた。実験後の水晶体で遺伝子の働き方も調べ、効果を確認したという。沖准教授は「今後、生きたラットへの点眼や白内障患者から提供された水晶体で解析を重ね、臨床実験につなげたい」と話した。【岸川弘明】

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