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佐藤名人 会心の攻めでタイ 第2局

挑戦者の稲葉陽八段に勝ち、感想戦で笑顔を見せる佐藤天彦名人(右)=青森県弘前市の藤田記念庭園で2017年4月21日午後5時37分、佐々木順一撮影

 20日から青森県弘前市の藤田記念庭園で行われた第75期名人戦七番勝負第2局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、弘前市、同市教育委員会、名人戦弘前市実行委員会後援)は21日午後5時25分、72手で佐藤天彦名人(29)が挑戦者の稲葉陽八段(28)に勝ち、1勝1敗となった。残り時間は稲葉1時間31分、佐藤1時間10分。第3局は5月1、2の両日、長崎県西海市のオリーブベイホテルで行われる。

 第1局は完敗だった佐藤が、第2局は会心の指し回しで快勝し、初防衛に向けタイに追いついた。

 矢倉模様の出だしから両者が工夫して前例のない戦いになった。歩得した稲葉に対し、佐藤は駒を前線に繰り出して先攻する流れになった。

 封じ手の6六銀(29手目)から、稲葉は佐藤の攻めを強気に受けた。「稲葉八段らしさが出ているが、空中分解してしまう可能性も」と解説の行方尚史八段が語ったように、8六歩(38手目)から8五歩の継ぎ歩攻め、5五銀(44手目)から6四銀と銀をぶつけたのが好手で、銀交換となっては先手陣に隙(すき)が多く、佐藤が優勢になった。

 4五桂(50手目)に佐藤は1時間15分考えてその後の変化に見通しをつけ、飛を取って稲葉陣を攻略した。

 指し手は第1局と同手数、終局も同じ午後5時台と、第1局の借りを返す勝ちっぷりで改めて第3局以降の勝負となった。

【山村英樹】

なんとか攻めがつながった……佐藤名人

 佐藤名人の話 序盤戦の展開は考えていたが、進んでみると左桂を跳ねたために忙しくしてしまったかとも感じた。中盤で銀交換を挑んだのは仕方がないと思っていた。4五桂は7筋、8筋からの攻めと迷ったが、本譜はなんとか攻めがつながった。

ゆっくりした流れにならず……稲葉八段

 稲葉八段の話 序盤の横歩を取る変化は予定通りだったが、その後が難しかった。封じ手のあたりでは、先手番としては面白くない展開と感じて、粘りにいく感じ。ゆっくりした流れになればと思ったが、そうならずはっきり苦しくなった。

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