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クローズアップ2017

被災ストレス、母子疲弊 賠償金、放射線 相談しづらく

ぐずりだした子どもに話しかける母親(左)を笑顔で見守る荒木裕美さん(右)=宮城県石巻市のNPO法人「ベビースマイル石巻」で

 東日本大震災による津波被害を受けた地域で文部科学省研究班が実施した調査で、震災後に出産した母親の約3割が精神の不調がみられた。災害後に生まれた子と親へのケアの必要性については認知度が低い。母親からは、復興半ばの被災地で子どもを育てるストレスを訴える声が上がっている。【黒田阿紗子】

 母親から「静かにしなさい」と注意された幼い子どもが、とっさに両手で体を守るような姿勢になった。「普段からよくたたかれているのかもしれない」。宮城県石巻市のNPO法人「ベビースマイル石巻」の事務所に遊びに来ていた母子を見て、代表の荒木裕美さん(38)は直感した。「大変だよね」。声をかけると、母親は子育てや暮らしの悩みなどを語り始めた。

 ベビースマイルは妊婦や未就学児の親子の居場所作りのため、震災直後の2011年5月に活動を始めた。イベントを頻繁に開催。一軒家の事務所をほぼ毎日開放している。荒木さんも3児の母で、震災時に妊婦だった。

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