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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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東北の遺跡調査 奈文研、最新技術で支援

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災害公営住宅の建設用地から見つかった土器に見入る地元の地元のお年寄りや家族連れ=2013年5月、中尾卓英撮影
災害公営住宅の建設用地から見つかった土器に見入る地元の地元のお年寄りや家族連れ=2013年5月、中尾卓英撮影

 東日本大震災で津波被害を受けた沿岸部で、復興に向けた発掘調査で多くの遺構が見つかっており、日本有数の研究機関「奈良文化財研究所」(奈文研、奈良市)が最新の探査技術を導入するなどして支援を続けている。住民らの間には調査より復興事業を優先してほしいとの声もあったが、新たな遺構の発見で地元の歴史を知り、「地域の誇り」にもなっている。奈文研は「文化財は地域の宝で復興の力になる。地域のつながりをつくる支援を続けたい」としている。

 文化庁によると、開発工事をする際は埋蔵文化財の存在を確認することが求められる。震災後、岩手、宮城、福島3県の調査件数は試掘を含めて2015年3月までに計1666件に上るが、記録を保存して調査が済んだのは約400件にとどまる。津波被害で広大なエリアが調査対象となり、3県には昨年度末までに全国の自治体などから延べ約300人の職員が派遣されてたが、手が回らないのが実情だ。

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