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記者の目

熊本地震1年 険しい生活再建=中里顕(熊本支局)

熊本地震から1年。被災地では屋根にブルーシートをかけた家もいぜん目立つ=熊本県益城町で2月、本社ヘリから田鍋公也撮影

 ◆中里顕(けん)

一部損壊の支援もっと

 最大震度7を2度記録した熊本地震は発生から1年が過ぎた。この間、震度1以上の余震を4000回以上観測し、熊本県内では18万9700棟の住宅が損壊した(18日現在)。うち78%の14万7402棟が一部損壊で、被災者生活再建支援法に基づく支援金は支給されない。被災者の生活再建が伴って初めて「復興」と言えると思うが、現状ではその道は険しい。地震に限らず災害はどこで起きても不思議はない。被災者の生活再建支援のあり方を抜本的に見直す必要があると私は考える。

 「住めるだけでもいいと思うしかないかな」。阿蘇大橋の崩落や大規模土砂崩れが相次いだ南阿蘇村に住む50代の女性はため息を漏らした。夫と子ども2人の4人で暮らす木造2階建ての自宅は、地震によりガラス戸のカギが壊れたり、屋根瓦が落ちたりして一部損壊と認定された。雨漏りを防ぐため屋根にはブルーシートをかぶせたが、修理の注文が業者に殺到し、地震から1年の今月15日、ようやく修理できた。修理費が30万円以上…

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