福知山線脱線12年

娘亡くした母「現場、変えないで」

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脱線事故の現場付近で友人と再会し、言葉を交わす藤崎光子さん(左)=兵庫県尼崎市で2017年4月25日午前9時22分、幾島健太郎撮影
脱線事故の現場付近で友人と再会し、言葉を交わす藤崎光子さん(左)=兵庫県尼崎市で2017年4月25日午前9時22分、幾島健太郎撮影

「風化助長する」

 JR福知山線脱線事故の遺族、藤崎光子さん(77)=大阪市城東区=は25日、尼崎市の現場で命日を迎えた。犠牲になった長女、中村道子さん(当時40歳)の乗った電車が衝突したマンションは、JR西日本の一部保存工事で形を変え、「4・25」を初めて迎える。全体保存を求める藤崎さんは「現場破壊」と感じる。「遺物だから形を変えるべきではない。まだチコちゃん(道子さん)にサヨナラは言えない」

 午前9時18分の事故発生時刻、藤崎さんは白い菊の花を手に静かに目を閉じた。

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