福知山線脱線

遠因犠牲者認めて…PTSDの息子失った母

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脱線事故後に命を絶った岸本遼太さんの遺品の前で、堀内正美さん(右)と話をする母早苗さん=兵庫県宝塚市で、山崎一輝撮影
脱線事故後に命を絶った岸本遼太さんの遺品の前で、堀内正美さん(右)と話をする母早苗さん=兵庫県宝塚市で、山崎一輝撮影

事故、25日に12年

 JR福知山線脱線事故の負傷で精神的に不安定になり、3年半後に25歳で命を絶った岸本遼太さんの母早苗さん(73)=兵庫県宝塚市=は、阪神大震災の後に死亡した「遠因犠牲者」を慰霊碑に刻み続ける堀内正美さん(67)=神戸市=と今月から交流を始めた。2人は「直接の犠牲者とされない無念さを知ってほしい」と訴える。

 遼太さんは京都市内の大学に通うため乗車して事故に遭い、首を捻挫。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され就職活動ができなかった。父義彦さん(当時64歳)が翌年、釣りの際に海に転落死。遼太さんは心の支えを失い2008年に自宅で亡くなった。

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