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ひと

牧原依里さん=ろう者の映画監督

牧原依里さん

 耳が聞こえない両親の下で育ち、自身もろう者。字幕付きの映画に自然と親しんだが、ろうの視点から描かれた作品が少ないことが不満だった。

 転機は5年前、イタリア旅行で参加したローマ国際ろう映画祭だった。世界中の人が手話で活発に交流する姿に驚いた。デジタル化で撮影や編集が容易な時代。「見たい映画がないなら自分で作ればいい」。会社勤めをしながら、手話通訳の支援を受けて通える映画学校を探し出した。

 卒業から3年後の昨年、ろう者の舞踏家、雫境(だけい)さんと共に映画「LISTEN リッスン」を完成させた。15人のろう者が思い思いの「音楽」を全身で表現する、58分間無音の作品だ。「ろう者にとっては表情や動き、体のすべてが声。音は単なる振動ではなく、魂に響く波動のようなものではないかと考えた」。ネットで資金を公募するクラウドファンディングを活用。昨年5月から1年にわたり、北海道から鹿児島まで13…

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