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<徳島で暮らしてみれば>
戦時中の暮らしを聞いて
戦時中というとどんなイメージだろうか。学校で教えられてきた悲惨な場面を想像される方も多いかと思う。最近よく、今の社会状況が戦前みたいなどとも言われているが、私たちは意外と戦前の暮らしを知らない。
芥川賞作家の柴崎友香さんが一昨年に徳島県立文学書道館で開かれた講演会で、徳島市出身の作家・海野十三による戦時中の日記を引き合いに出しながら、空襲の翌日も汽車が走り、人々は普通に通勤していたと話していたのが印象的だった。
田舎に来て、場所が違えば暮らしも違うという当たり前のことを実感したこともあり、田舎での戦時中の暮らしに興味がわいた。そう思ってご近所さん(敗戦時に小学3年生)に聞いた話が興味深かった。
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