メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

iPS細胞作製 成功率5割に マウス実験

2種類の遺伝子の組み合わせ

 京都大iPS細胞研究所の山本拓也講師らのグループは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を効率的に作る2種類の遺伝子の組み合わせをマウス実験で発見したと発表した。作製の成功率は現在数%だが、実験では50%以上になった。二つの遺伝子が、体細胞をさまざまな細胞になれる状態に戻す「初期化」を促進したとみられる。

 論文は3日、米科学誌「セル・メタボリズム」に掲載された。

 iPS細胞の作製を巡っては、山中伸弥京都大教授が四つの遺伝子(山中因子)を体細胞に組み込んで初期化する方法を開発した。ただ、初期化に成功するのは数%にとどまり、効率の悪さが課題となっている。

 研究グループは今回、4遺伝子のうち3種類を使い、さらに別の遺伝子2種類を加えてマウスの体細胞に組み込んで実験。その結果、「Zic3」と「Esrrb」という遺伝子を組み合わせると、iPS細胞が50%以上の割合で出現することを突き止めた。

 グループは、加えた二つの遺伝子が細胞の状態をバランスよく制御し、初期化を相乗的に促しているとみている。山本講師は「作製効率を上げることで、将来的により高品質なヒトiPS細胞の作製につなげたい」と話している。【野口由紀】

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ママレード・ボーイ 桜井日奈子&吉沢亮W主演で実写映画化 2018年公開
  2. 松山千春さん ANA機内で熱唱 出発遅れで申し出
  3. ORICON NEWS [オリコン]星野源、「恋」超えでシングル初1位
  4. 九州豪雨 「今、流されよう」不明の女性、知人に
  5. 岐阜・瑞浪の土砂崩れ 斜面の窯業原料崩落 工場、10年前から投棄

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]