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「共謀罪」私はこう思う

犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の成立要件を絞った「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案について、政府は21日にも閣議決定し、今国会の成立を目指す方向だ。「テロを含む組織犯罪防止に不可欠」「捜査当局が乱用すると一般市民まで対象になりかねない」--など、賛否が割れる改正案。さまざまな識者の見方を取り上げる。

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「共謀罪」私はこう思う

日本大教授・安部川元伸氏

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安部川元伸氏
安部川元伸氏

 ◆賛成

テロ防いだリオに学ぼう 日本大教授・安部川元伸氏(64)

 五輪には世界中から大勢の選手や関係者らが訪れる。開催地を狙ったとみられるテロは、未遂も含めれば枚挙にいとまがない。東京だけが何もないと言い切れるか。無差別大量殺害を食い止め、テロリストを早い段階で摘発するには、絶対に新たな法整備が必要だ。

 ブラジルでは昨年のリオデジャネイロ五輪を前に、犯罪の準備段階で処罰できる法律を作った。「共謀罪」法案と似た内容だ。その結果、テロを準備していた集団を内偵、摘発することができた。大いに学ぶべきだろう。

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