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昨年閉店の名物靴店 来月復活 大阪

「靴のオットー」を期間限定で再開する司法書士の小山秀司さん。事務所には靴が並び、自作の紙製の店舗が置かれていた=大阪市北区で2017年5月2日、貝塚太一撮影

西天満「靴のオットー」6月5~8日イベント用スペースで

 「もうあかん やめます!」の個性的な売り文句で知られ、昨年2月に惜しまれつつ閉店した大阪市北区西天満の名物靴店「靴のオットー」。雰囲気を受け継ぐ店が来月、大阪・天神橋筋商店街に期間限定で復活し、身長を高く見せるかつての看板商品「シークレットシューズ」などを取り扱う。運営する同区の司法書士、小山秀司さん(66)は「皆さんに愛された店を再現したい」と意気込む。

 オットーは約40年間、シークレットシューズを中心に販売してきた。バブル経済の崩壊後、売り上げは落ちたものの、店主の竹部浅夫さん(75)が口癖にしていた「もうあかん」を垂れ幕にして掲げ、長年「閉店セール」を続ける奇抜さで知られた。

 店は老朽化し、竹部さんが体調を崩したこともあって実際に閉店。小山さんは竹部さんから「もう続けられない」と相談され、閉店の手続きを引き受けた。本当の閉店セールでは販売も手伝い、幕引きに立ち会った。

 ところが、その後もシークレットシューズの利用者から「買うとこないねん」と再開を望む電話が小山さんに寄せられた。昨年5月、竹部さんの了解を得て「シューズショップ もうあかん」の屋号でネット通販を始めた。

 「商売って難しいなと実感した」と小山さんは言う。通販の開業当初に売れたのは月10足程度。今は月100足ほど売り上げるが、赤字という。「正直『もうあかん』」と苦笑するが、しばらくやめるつもりはない。「販売を始めて『身長が縮まずにすんだ』と喜んでくれるお客がたくさんいる」と話す。

 小山さんは6月5~8日、天神橋筋商店街にあるイベント用スペースで店頭販売を予定している。「もうあかん」「こうて、こうて」と手書きした垂れ幕も用意し、当時のオットーの雰囲気を再現する。【池田一生】

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