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鳥類調査

ボランティア調査員担い手不足 関係者に危機感

東京都内の多摩川沿いで鳥の繁殖を調査する担当者ら=2016年5月、バードリサーチ提供

 環境省の絶滅危惧種の選定などに活用される鳥類の繁殖分布調査を巡り、NPO法人「バードリサーチ」(東京都)や公益財団法人「日本野鳥の会」(同)などが担い手となるボランティアの調査員不足に悩まされている。10日からの愛鳥週間を控え、関係者は「調査に支障が出かねない」と危機感を募らせる。

 鳥類の繁殖分布調査は、1970年代と90年代後半に環境省が実施。近年、外来種が増える一方、スズメやツバメといった身近な種が減るなど、再調査の必要性が指摘されていた。今回、同省の予算確保のめどが立たず、初めて民間団体が担うことになった。

 全国約2300コースを調査員が歩き、鳥の産卵や子育て状況を記録する。200~300種の鳥類が対象で、2020年度に取りまとめる。同省が絶滅危惧種の選定や、大型公共事業などの環境影響評価(アセスメント)の基礎データに活用するなど、国の施策にも欠かせない。

 昨年度から調査を開始。バードリサーチによると、前回よりカワウやアオサギが分布を広げ、カイツブリやゴイサギが狭まっていることも分かってきたという。しかし、現在も約半数のコースで調査員が見つかっていない。同省の協力も得られず、調査は民間企業などからの助成金だけが頼りだが、調査員を雇うほど資金に余裕はないという。

 ボランティアの調査員を募集している。問い合わせはバードリサーチへメール bbs@bird-research.jp か、特設ウェブサイト http://www.bird-atlas.jp/volunteer.html へ。【渡辺諒】

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