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世界遺産登録勧告

福岡・宗像「神宿る島」 イコモス

玄界灘に浮かぶ沖ノ島=本社ヘリから田鍋公也撮影

 政府に5日入った連絡によると、日本が世界文化遺産に推薦していた福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の一部について、世界遺産登録の可否を調査する諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)が「登録が適当」と国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告した。登録が決定すれば、日本の世界遺産は自然遺産(4件)も含め21件目となる。

 7月2~12日にポーランドで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式決定されるが、イコモスが登録を勧告したことで認められる可能性が極めて高くなった。

 登録が濃厚になったのは、福岡県宗像市の宗像大社沖津宮(沖ノ島、小屋島、御門柱(みかどばしら)、天狗(てんぐ)岩)。

 ただイコモスは、日本が他に推薦していた宗像大社の沖津宮遥拝(ようはい)所、中津宮、辺津(へつ)宮、福津市の新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群の四つについては除外するよう勧告した。

 沖ノ島は九州本土から約60キロ離れた玄界灘に浮かぶ孤島で、4~9世紀に航海の安全と大陸との交流の成功を祈願する祭祀(さいし)が営まれた。戦後の学術調査で、大陸からもたらされた銅鏡や武器、装身具などの奉献品約8万点が出土。全て国宝に指定され、宝物の多さから「海の正倉院」とも呼ばれる。島そのものが神体とされ、立ち入りは原則禁止されている。

 政府は昨年1月、遺産群を古代東アジアとの交流を物語る古代遺跡としたうえで「ほぼ手つかずの状態で保存され、現在も神聖な島として信仰の対象とする世界でもまれな例」として、申請書を提出。同9月にイコモスが現地調査していた。

 今年1月に世界自然遺産候補となった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄)、文化遺産候補の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)は、来年夏の世界遺産委員会で審査を受ける。【伊澤拓也】

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