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花の銀座は残酷か 生死かけ老舗も挑戦/ライバルはドバイ

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草間弥生さんの作品を取り付けたギンザシックスの吹き抜け空間=東京都中央区銀座6で2017年4月20日、後藤由耶撮影
草間弥生さんの作品を取り付けたギンザシックスの吹き抜け空間=東京都中央区銀座6で2017年4月20日、後藤由耶撮影

 「モガ(モダンガール)」などの流行語を生み、伝統と格式を持ちながら、常に先端の風に吹かれてきた東京・銀座。東京五輪を前に再開発が進み、大規模な商業施設が続々と誕生、外国人観光客も増え続けている。「銀ブラ」の景色は変わっていくのだろうか。【宇田川恵】

 かつてそこにあったのは、銀座最古の百貨店「松坂屋銀座店」だ。中央通りに面した銀座6丁目。10年ほど前、再開発の話が浮上していた松坂屋を取材したことがある。百貨店は銀座の“顔”。だが松坂屋は老朽化が目立ち、「ピカピカの百貨店に建て替えるのだろう」と勝手に思っていた。しかし、跡地にさっそうと現れ、4月に開業した複合施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」に「松坂屋」の名は一切見当たらない。

 「銀座で百貨店は、やらない」。松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングの山本良一社長は昨秋の記者会見でそう言い切った。実際、百貨店自身が商品を仕入れて売る従来の形は取らず、売り場はテナントに貸し出す。中央通り沿いには、仏クリスチャン・ディオールなど世界の高級ブランドが華々しく自前の大型店舗を構えている。

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