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読書日記

著者のことば 本村凌二さん

 ■教養としての「世界史」の読み方 本村凌二(もとむら・りょうじ)さん PHP研究所・1944円

重大な転機の「同時性」

 古代ローマ史を専門とし「教養」を冠する学部で30年余にわたり教べんを執る歴史家が、狭義の専門分野を超えて練り上げた世界史という大海原の解読書だ。

 「専門外には触れない学者も多いのですが、歴史学専攻でない学部生に現代と関連づけて講義してきたことが習い性になって」と笑う。しかし、どの議論も刺激的な示唆に満ちている。

 「同時性」もその一つ。「世界史を見渡すと、同時期に離れた場所で同じようなことが起きています。例えば…

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