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ラジオ塔

原爆の惨禍も見つめ続け…今年81歳 長崎

 長崎市上西山町の長崎公園で、昭和初期に日本放送協会(NHK)が建てた「ラジオ塔」が今も現役で活躍している。早朝にラジオ体操の軽快なメロディーを響かせる。NHK放送博物館(東京都)によると現在も稼働しているのは全国で数基のみ。地元では「名物に」との声も上がる。

 「イッチ、ニ、サン、シ……」。午前6時半、長崎公園内の広場にある高さ約3.5メートルの石灯籠(どうろう)のようなラジオ塔から音楽が流れ出すと、集まった市民が体操を始めた。近くの自営業、糸山喜久雄さん(64)は「2年前からほぼ毎朝来るようになった。ここに来ないと一日が始まらない」といい、塔は大切な存在だ。

 NHK放送博物館などによると、ラジオ塔の正式名称は「公衆用聴取施設」。1925年に始まったラジオ放送を周知するため、30年から大阪市の天王寺公園を皮切りに約450基が建てられた。しかし、太平洋戦争中の金属供出やテレビの台頭で姿を消し、今残っているのは二十数基だけという。同博物館は、新潟、大阪、徳島の各市の計3基が稼働中と把握しているが長崎公園は“初耳”。谷内(やない)美穂学芸員は「21世紀の今も…

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