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長距離貨物列車

名古屋-九州で運行開始 運転手不足背景

運行を始めた福山通運の長距離専用貨物列車=名古屋市中川区の名古屋貨物ターミナル駅で2017年5月8日、黒尾透撮影

JR貨物「福山レールエクスプレス号」

 JR貨物は8日、福山通運(広島県福山市)の長距離専用貨物列車「福山レールエクスプレス号」の名古屋-北九州・福岡路線の運行を始めた。長距離専用貨物の路線が九州まで延びるのは初めて。トラックの運転手不足などを背景に、大手運送会社は長距離輸送をトラックから鉄道や海運へ移す「モーダルシフト」が進んでおり、JR貨物は今後も需要増を見込んでいる。

     運行開始したのは、名古屋貨物ターミナル駅と、北九州と福岡の両貨物ターミナル駅とを結ぶ1日1往復の便。福山通運は、2013年に東京-大阪間、15年に東京-福山間で専用列車運行を始めており、今回が3本目。

     JR貨物によると、専用貨物列車は、日本通運と全国通運の共同便▽佐川急便▽トヨタ自動車--のものも運行している。

     JR貨物のコンテナ輸送量は07年度のピーク時に2341万トンあったが、トラック輸送に奪われ、11年度に1961万トンにまで減った。以後、4年連続で増加。16年度は熊本地震などの影響で前年度割れしたが、2199万トンを記録した。鉄道事業の17年3月期決算(単体)の営業損益は、鉄道事業を含む部門別収益の開示を始めた07年3月期以来、初めて黒字となり、好調を維持している。

     背景には運転手不足と労務問題があり、トラックの長距離運送は厳しくなっている。この日、名古屋貨物ターミナル駅で出発式があり、福山通運の小丸成洋社長は「700キロ以上はもうトラック輸送できない」と話した。JR貨物の田村修二社長も「(専用列車の)お話もずいぶん多い」として、今後も専用列車が増える見通しだと説明した。【黒尾透】

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