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SUNDAY LIBRARY

白河 桃子・評『わたしはこうして執事になった』『裸足で逃げる 沖縄の夜の…』

◆『わたしはこうして執事になった』ロジーナ・ハリソン/著、新井潤美/監修、新井雅代/訳(白水社/税別2600円)

◆『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』上間陽子・著(太田出版/税別1700円)

 旅に出ることが多い。仕事で日本各地に移動するのだが、移動時間に人は何をするか……かつては読書が主流だったけれど、最近は本の競合も多い。ネットで配信される動画だ。海外ドラマ、映画はもちろん「見逃した!」と思った昨日の人気ドラマまで、手のひらの上のスマホで見ることができる時代。大学生になぜテレビを見ないかと聞くと「動画(番組)が途中からしか見られないから」という。確かに。オンデマンドになれた世代には、一方的に流されるテレビは使い勝手が悪い。

 だからといって本を読まなくなるわけではない。私のおすすめ海外ドラマは英国貴族の世界を描いた「ダウントン・アビー」なのだが、これを見ると、もっと華麗なる英国貴族と使用人について知りたくなる。実在の名執事に取材した『わたしはこうして執事になった』(ロジーナ・ハリソン、新井潤美/監修、新井雅代/訳)はセピア色の大英帝国最後の輝きを垣間みることができる名作。

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