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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『料理狂』木村俊介・著

人生を懸けた者たちの覚悟が詰まっている

◆『料理狂』木村俊介・著(幻冬舎文庫/税別580円)

 もともと『料理の旅人』というタイトルで2012年に刊行され、文庫化に際して『料理狂』と改題されることになったこの本は、幾人もの料理人たちへのインタビューから成っている。語られるのは、ここと決めた職場にまずは自らを投げ込み、その中で泳ぎ切ってここまでやってきたそれぞれの道筋だ。レシピは登場せず、精いっぱいの仕事論だけが綴(つづ)られる。自分自身とその仕事とはもはや切り離せない、そんな人だけが実感をもって口にすることのできる台詞(せりふ)がてんこ盛りだ。

 イタリアンの料理人、佐竹弘さんはこう言う。「もう、おいしいという言葉だけでは『よし、明日も仕事をや…

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