赤ちゃんポスト

ゆりかご、10年の陣痛 125人預け入れ 出自知る権利か匿名か

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 親が育てられない子どもを匿名で預かる国内唯一の「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」の開設から10日で10年を迎えた。昨年3月までに125人が預け入れられ、設置している熊本市の慈恵病院は「多くの命が救われた」とするが、子どもの出自を知る権利の確保や自宅出産の多さなどが依然課題だ。窮状にある妊産婦たちを救うより良い仕組み作りに向け模索が続く。【城島勇人、井川加菜美、黒田阿紗子】

 熊本市の専門部会が2014年3月までに託された101人について預け入れの理由を調べたところ「不明」を除く最多は「生活困窮」で21%。「夫以外の子を妊娠し中絶する金もなく育てられない」という女性もいた。

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