京都市美術館

彫刻、10個に切断し撤去 「倒壊の恐れ」

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京都市美術館が切断、撤去する方針を示している富樫実さんの代表作「空にかける階段88-2」=京都市左京区の京都市美術館で2017年5月9日、澤木政輝撮影
京都市美術館が切断、撤去する方針を示している富樫実さんの代表作「空にかける階段88-2」=京都市左京区の京都市美術館で2017年5月9日、澤木政輝撮影

 京都市美術館(同市左京区)が建物の再整備工事に伴い、屋外に設置してきた大型彫刻作品をバラバラに切断した上で、撤去する方針を示していることが関係者への取材で分かった。市は「地震による倒壊の恐れ」などを理由にしているが、形状から切断後の復元は難しいとみられ、美術界から「芸術の破壊行為」と批判の声も出ている。

 作品は、市文化功労者の表彰も受けた同市在住の彫刻家、富樫実さん(86)による「空(くう)にかける階段88-2」。高さ約11メートルの御影(みかげ)石の柱2本で造られている。1988年に2000万円で市が制作を依頼。美術館の前庭に展示され、来場者に長年親しまれてきた。

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