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映画「八重子のハミング」 介護通し描く純愛 /愛知

 「半落ち」や「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」など良質な作品で知られる佐々部清監督が「命がけで取り組む」と言い続け、お金集めの最初から文字通り東奔西走した渾身(こんしん)の一作。映画「八重子のハミング」は、実話をもとにしたつらく切なくも温かい、深い感動の物語だ。

 胃がんを発病した夫・誠吾を献身的に支える妻・八重子が若年性アルツハイマーを発症する。誠吾は手術を4回も受けながら、徐々に記憶をなくしていく八重子に寄り添い続ける。壮絶な介護に苦悩し翻弄(ほんろう)され、それでも八重子との時間を大切にいとおしむ誠吾の12年間が描かれていく。

 八重子を演じた高橋洋子さんは、近年は小説家として活躍する往年の名女優だ。実に28年ぶりのスクリーン…

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