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岸田外相

「9条改正は今は考えない」 「宏池会」会合で

岸田文雄外相=川田雅浩撮影

ハト派色にじませ、安倍首相との違いを見せる

 自民党の岸田文雄外相は11日、自身が率いる派閥「宏池会」の会合で、安倍晋三首相が目指す憲法9条に自衛隊を明記する改憲について「9条を今すぐ改正することは考えない」と述べ、否定的な考えを示した。宏池会の伝統であるハト派色をにじませることで、安倍首相との違いを見せ、ポスト安倍への意欲をのぞかせた。

     岸田氏は2015年10月の派閥研修会で、安全保障関連法について「9条との関係でどこまで許されるかという議論で結論を出した。その基準となる9条を今すぐに改正することは考えない」と語った。

     この日の会合で、岸田氏は「平和安全法制がどのような成果をもたらすか見極めようと(当時)発言したが、その考えは今も変わっていない」と強調した。

     ただ、岸田氏は首相を支える姿勢は崩していない。会合でも「首相発言と私の考え方はどこまで違うのか、あるいは同じか、一度よく確認したい」と付け加えた。

     もう1人の「ポスト安倍」候補の石破茂元幹事長はTBSのテレビ番組収録で、首相の9条改正発言について「『芦田修正』を採る、と言えばいい。そうすれば3項に、国家の独立と国際の平和に寄与するため自衛隊を保持すると書ける」と提案した。

     芦田修正は、憲法制定過程で9条2項に「前項の目的を達するため」との文言を追加したことを指す。これによって1項の「国際紛争を解決する手段」ではない戦力を保持できる、との考え方だ。

     首相は14年5月に「芦田修正論は政府として採用しない」と明言している。【高橋恵子】

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