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福井・越前市

職員採用試験で性別欄削除 少数者に配慮

 福井県越前市は、今年度の職員採用試験で申込書の性別欄を削除した。性的少数者に配慮した措置。各種申請書類で性別欄をやめた自治体はあるが、公務員の採用試験では異例で、総務省公務員課も「聞いたことがない」としている。

     性別欄を廃止したのは、市が今月8~31日に受け付けている来春の採用に向けた職員採用試験の申込書。昨年度の申込書には男女のいずれかをチェックする欄が設けられていた。

     市は性的少数者への理解を広げようと、2014年度から職員向けに研修を実施。その中で、「採用時にどちらかに性別を決めるのは難しい」と意見があったという。

     試験は6月以降に行われ、一般常識や適性検査、面接で選考する。市行政管理課の川崎貴生課長は「性別記入に抵抗がある人がいる。採用の上で性別は関係ないと判断した」と話した。

     民間では、性的少数者の学生の就職活動を支援しようと、就活支援サイトが登録時の性別欄に「その他」を設けた例などがある。

     GID(性同一性障害)学会理事長の中塚幹也・岡山大大学院教授(生殖医学)は「性的少数者への理解を社会に投げかける点で意義は大きい。勇気が湧き、受験を申し込む人もいるだろう」と評価している。【立野将弘、大森治幸】

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