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動物園

ハリネズミの代役は…ワタシ、タワシです

ハリネズミの代役を務めるたわし=茨城県日立市のかみね動物園で、佐藤則夫撮影
展示されているハリネズミ=茨城県日立市のかみね動物園で、佐藤則夫撮影

 「ごめんなさい。ハリネズミはおやすみしています」

 茨城県日立市のかみね動物園の飼育員が、休んでいるハリネズミの代役にたわしを置く展示が「ユニークすぎる」と話題を呼んでいる。

 同動物園では2年前から雌のハリネズミの屋外展示を始めた。以前から展示していたヤマアラシを見て、ハリネズミと勘違いする来園者が見受けられ、実際に見比べることができれば、誤解が解けると考えたからだ。

 ハリネズミは夜行性のため覆いを掛けた箱に入れており、客は覆いをめくって観賞する。ところが覆いをめくってみると、現れるのは家庭でよく見かける茶色のたわし。

 ハリネズミは寒さが苦手で、飼育に快適な温度は20~25度とされる。屋外に展示していることもあり、天候や気温によって展示できない日もある。

 そこで担当飼育員の中本旅人さん(31)が「来園者に空の箱を見せるよりは」とひらめいたのが、ハリネズミと形状が似ているたわしを代役に立てるアイデアだった。

 すると何の変哲もないたわしが来園者の心をくすぐった。来園者が覆いをめくり「たわしかよ~」と苦笑いを浮かべた後、ハリネズミの解説を熱心に読んでいることも多い。中本さんは「動物を見てただ『かわいい』と思うだけでなく、生態などを知ってもらうきっかけになればいい」と話す。

 最近になってインターネットなどで話題になり、メディアからの問い合わせも相次いでいるという。中本さんは「想定外のことでかなりびっくりしている」と反響の大きさに戸惑いつつも、ユーモアあふれるアイデアが受け入れられたことに笑顔を見せた。【佐藤則夫】

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