メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

沖縄

本土復帰45年 動かぬ基地、つづく苦世(その2止) 辺野古移設、突き進む政府

耐えがたい痛み 比屋根照夫・琉球大名誉教授

 1980年代までの沖縄はある種の虚脱感の中にあった。米国統治の下、激しい本土復帰運動の末に復帰を果たしたのに、目の前の軍事的な風景は何も変わっていない。「自分たちは何のために苦労したのか」という無力感が覆っていた。

 転換点となったのは米軍基地の整理縮小を目指した大田昌秀知事の誕生(90年)だ。それまで基地を容認し、日本政府との一体化によって経済振興を図ろうという保守的な潮流が強かった。だが、米軍関係者による事件や事故が減らず、人権が顧みられない状況への危機感もあった。「沖縄はこのままでいいのか」という人々の問い掛けが大田県政を誕生させ、米軍基地の強制使用に必要な代理署名の拒否など、今も続く基地を巡っての政府に対する沖縄の「異議申し立て」へとつながっていった。

 「チュニクルサッティン ニンダリーシガ、チュクルチェ ニンダラン」(他人に痛めつけられても眠ること…

この記事は有料記事です。

残り1260文字(全文1665文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. お年玉付き年賀はがき当選番号決まる 特賞に五輪チケット

  2. ORICON NEWS お年玉付年賀はがき 当せん番号が決定 特賞は東京五輪の開会&閉会式ペア券など

  3. 余録 鉄道会社が列車の5分遅れを「おわび」し…

  4. 女子シングルス・美誠敗れ3冠逃す、ひな初優勝 男子・宇田初優勝 全日本卓球

  5. 平成の事件ジャーナリズム史 (2)綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件 メディアと被害者との溝、一挙に可視化

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです