メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

近影遠影

高橋一清・あの日あの人/100止 松本三四郎 メキシコで百姓魂 /島根

 松本三四郎さんは、明治25(1892)年東京に生まれ、昭和54(1979)年メキシコで亡くなった。私は、晩年の10年間、親しく交わり口述をもとに自叙伝「メヒコで百年」を編述した。

 松本さんは、庭師として中南米に渡った父を連れ戻すため、17歳のとき日本を後にした。父は、江戸時代に大名屋敷の庭を築いたが、維新後の日本には腕を揮(ふる)う場はなく、中南米の金山や銀山の持ち主の庭を造っていた。

 メキシコで父とめぐり合ったが、借金があり、訴えられていて国外に出るわけにいかない。そのうち革命の騒動に巻き込まれた。働いて父の借りた金を返した。12年後、日本から妻を迎え、母も呼び寄せた。植木に加え花を売るようになって事業は拡大し、十幾つもの農園を経営した。

この記事は有料記事です。

残り1021文字(全文1346文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 腹の虫がおさまらない?マメガムシ食べられてもカエルの尻から脱出 神戸大

  2. 療養ホテル確保数「ゼロ」の沖縄に不快感 菅氏「何回となく促した」

  3. ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」

  4. 生かせなかった“原爆搭載機情報” 96歳「広島に空襲警報出せていたら」

  5. 療養ホテル、沖縄は1カ月半「ゼロ」 菅氏が批判、知事は「予想より早く感染者増えた」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです