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舞台をゆく

兵庫県芦屋市(宇野浩二「枯木のある風景」) 真の芸術家魂にひかれ

復元された小出のアトリエ。小説では古泉が描きかけの「枯木のある風景」について語る場面がある=兵庫県芦屋市伊勢町の市立美術博物館で、清水有香撮影

 「文学の鬼」といわれた宇野浩二(1891~1961年)は短編「枯木(かれき)のある風景」(33年)で、画家・小出楢重(ならしげ)による同名の絶筆を題材にした。精神を病んだ宇野が6年間の沈黙を経て文壇復帰を果たした代表作だ。小出の死の前年に描かれた風景画に何を見たのか。そのヒントを探しに、画家が晩年を過ごした兵庫県芦屋市を歩いた。【清水有香】

 小説には島木新吉と友人の古泉圭造という2人の画家が登場する。病による肉体の衰えの一方でますますさえていく古泉の絵。物語は古泉の死に至るまでの島木の回想を軸に展開する。2人のモデルになったのが、宇野と親しかった画家の鍋井(なべい)克之(島木)と、鍋井の友人だった小出(古泉)だ。小説は小出の死から2年後に発表された。宇野は小出と一、二度しか会ったことがなく、鍋井の話や小出の随筆・画集を基に執筆したこ…

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