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国会緊迫、ヤジと怒号 場内は立ち見出る混雑

国会前で「共謀罪反対」を訴える人たち=東京都千代田区で2017年5月19日午前10時21分、佐々木順一撮影

 「共謀罪」の成立要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案は19日午前、衆院法務委員会で審議のヤマ場を迎えた。金田勝年法相の不信任案の提出と否決を挟んで再開された同日の審議は、採決を前提とした質問を繰り出す与党議員に対し、民進党などの野党側はヤジも含めて反発。「採決強行」を目前に、場内と国会前はピリピリとした雰囲気に包まれた。【遠藤拓、島田信幸】

 衆院分館2階の第14委員室前。金田法相は午前9時の開会の約2分前、ゆったりとした足取りで姿を見せた。前日に野党提出の不信任案が退けられたせいか、余裕の表情もうかがえる。

 一方、民進党の逢坂誠二氏(野党筆頭理事)は険しい顔つきで報道陣の前に現れた。開会に先立つ理事会で与党側から質疑後の採決を提案されたと明かした上で、「ふざけているとしか思えない。党内で協議もできない」と怒りをぶちまけた。

 鈴木淳司委員長(自民)の職権で決まった19日の審議は4時間の質疑が設定された。参考人質疑を除く審議時間が30時間に達し、採決の環境が整うという与党側の計算によるものだ。これに対し、野党側は一貫して「審議は不十分」と訴えてきた。

 立ち見が出るほど混み合う場内。冒頭で、自民の土屋正忠氏が「大臣一人に質問を集中させている」「珍問、奇問が出されている」と野党側を皮肉った。さらに「締めくくりが近いから基本的なことを尋ねたい」と述べると、与党議員とみられる「そうだ」の声。逆に「何を言っているんだ」との怒号も上がった。鈴木委員長は「静粛に願います」と声を張り上げる。傍聴人たちは固唾(かたず)をのんで見守った。

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