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川崎市教委

音声データ「保存」で虚偽報告 

歴史教科書採択議論の会合 「消去」実は「16年まで保存」

 川崎市教育委員会は18日、市民団体から開示請求を受けていた歴史教科書の採択を議論した会合の音声データについて、当初は2014年10月に消去したと説明していたが、実際には16年3月まで保存されていたことを明らかにした。市教委は同日、当時の庶務課担当課長を停職3カ月の懲戒処分とし、再発防止に向けた検証委員会を設けた。

     同日の市議会文教委員会で明らかにした。音声データは市民団体の共同代表2人が14年9月、市教委に開示請求したが、市教委は「音声データは(1年間の保存義務がある)公文書ではないため、開示請求後の14年10月に消した」と説明。共同代表の異議申し立てを受けた市情報公開・個人情報保護審査会が15年9月に調査した際も見つからなかった。

     だが、音声データを消したのは公文書毀損(きそん)に当たるとして、共同代表が昨年12月、市に慰謝料の支払いを求めて提訴。市教委が17年1月から再調査したところ、当時の庶務課担当課長が16年3月まで公用のUSBメモリーにデータを保存し、消去したと認めた。市教委はデータの復元を試みたが失敗した。

     市の審査会は15年12月に「音声データは公文書」と判断したが、その3カ月後にデータが消去されたことになる。市教委は誤った情報に基づき、これまで市議会などで虚偽の答弁を繰り返していた。渡辺直美教育長は「市民の信頼を著しく損ない申し訳ない」と陳謝した。【太田圭介】

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