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「星空見やすさ」全国ランク作成へ 光害減少狙い

日本海の上にかかる天の川。国内で天の川がきれいに見える場所に住む人は少ない=山形・秋田県境の鳥海山で2016年8月、佐藤伸撮影

 屋外照明など人工の光が夜空を照らすことで生じる「光害」を減らそうと、環境省は近く、同一条件で撮影したデジタルカメラの画像を使って「星空の見やすさ」をランク分けする全国統一の指標作りを始める。各地の夜空がどの程度暗く保たれているかを客観的な指標で評価し、自治体の光害対策などに役立てる狙いがある。

     全国のほとんどの場所で観察できる有名な星座を目印に、時刻や撮影感度などの条件を合わせてデジタルカメラで夜空を撮影し、暗い天体がどこまで写っているかを目安に「星空の見やすさ」をランク分けすることを想定。専門家を交えて今秋までにランク分けの指標を作る。

     欧米の研究チームが昨年6月に発表した「世界の夜空の明るさ地図」によると、日本人の7割は天の川が見えないほど人工の光の影響を受けている場所に暮らしている。近年普及した白色発光ダイオード(LED)は、街灯に多く使われてきた高圧ナトリウムランプより夜空の明るさへの影響が約2・5倍大きいという試算もある。過剰な夜間照明は天体観測や街の景観だけでなく、野生の動植物の生態にも影響する。

     環境省大気生活環境室の担当者は「各自治体が光害対策に取り組むきっかけになれば。星空の美しさを観光の売りにしている自治体は客観的なPR材料として役立ててほしい」と話す。【阿部周一】

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