国交省

「洪水迫る」警告マップ浸水予想表示 来年度にも

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大雨で鬼怒川(右上)の堤防が決壊し、冠水した住宅街=茨城県常総市で2015年9月10日午後4時33分、本社ヘリから長谷川直亮撮影
大雨で鬼怒川(右上)の堤防が決壊し、冠水した住宅街=茨城県常総市で2015年9月10日午後4時33分、本社ヘリから長谷川直亮撮影

 洪水から逃げ遅れることを減らそうと、国土交通省・国土技術政策総合研究所(国総研、茨城県つくば市)は、増水する河川全体の流れをリアルタイムで把握し、決壊や氾濫が予想される地点を自治体や住民に示すためのシステムづくりに乗り出した。「洪水危険度見える化プロジェクト」で、来年度に開発を終える方針。

 国交省によると、現在は全国約2000の河川で、同省などが管理する水位観測所(約6600カ所)が水位を監視。増水時は数キロ~十数キロの単位で、河川の氾濫を(1)発生(2)危険(3)警戒(4)注意--の4ランクに分けるなどして情報を発信している。

 しかし、国総研は、自治体の限られた人員では地点ごとの情報から河川全体の増水状況を見極め、的確な避難指示・勧告をするのは難しいと分析。浸水予想範囲が一目で分かるよう、地図上で示す技術などを開発中で、「堤防の頂点まであと1メートル」「1時間で2メートル水位が上昇」といった分かりやすい表現を考える。

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