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護憲政党“漂流”続く? 社民党本部、潮の香りする隅田川沿いに移転 安倍首相が改憲表明したそのときに

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新しく移転した社民党本部の窓から隅田川を見つめる福島瑞穂副党首。橋の向こうはタワーマンションが並んでいた=東京都中央区で2017年5月12日、中村藍撮影
新しく移転した社民党本部の窓から隅田川を見つめる福島瑞穂副党首。橋の向こうはタワーマンションが並んでいた=東京都中央区で2017年5月12日、中村藍撮影

 何か因縁めいてはいないか。憲法記念日に安倍晋三首相が、支援団体の会合でビデオを通して2020年までに憲法改正を目指す考えを表明したその5日後、社民党は国会から離れた隅田川沿いに党本部を移転させたのだ。護憲政党の“漂流”は続くのか。【葛西大博】

 かすかに潮の香りを感じた。それもそのはず、新しい社民党本部は東京湾に程近い河口付近、東京都中央区湊3の民間ビルの2フロアに入居している。ビルの裏側には隅田川が流れ、川べりの遊歩道ではベンチでランチを取るサラリーマンやランナーが行き交う。黒塗りの高級車が行き交う永田町とは違って、のどかな風景である。

 国会から地下鉄で来たという福島瑞穂副党首に党本部を案内してもらった。5階でエレベーターを降りると、1960年に刺殺された浅沼稲次郎・元社会党委員長の胸像に迎えられた。党首室に入ると、窓からは川面とともに、対岸の新緑の木々が目に飛び込んでくる。

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