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保育所のリアル/1(その1) 保育所担任、初日に退職 人手不足、抜てき重荷か

グローバルキッズ春日園の玄関にある職員紹介コーナー。長妻楓さんの右隣、一緒にクラスの担任になるはずだった女性のカードは一時期空白になっていた=東京都文京区で4月、鳴海崇撮影

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 4月3日、午前7時50分。新年度最初の保育日にふだんより1時間早く着いた西村真奈美園長(53)が、そのファクスを見つけた。<このまま働き始めたら後に引けなくなり、現場の先生方に迷惑がかかる……>。退職したい旨がA4判1枚に書かれていた。

 東京都文京区にある民間企業運営の認証保育所「グローバルキッズ春日園」。送り主は、2~3歳児の最年長クラス「めろん組」を同僚と2人で受け持つはずだった新規採用の40代の女性である。なぜ辞めたいのか。本音が分からないまま読み進めると、最後に<これからあいさつに行く>と一方的に書いてあった。副園長から昇格したばかりの西村さんにとって、初めての「大仕事」は職員の引き留めになった。

 保育士不足は深刻だ。厚生労働省によると、2016年度の求人倍率は全国で2・76倍、東京では5・92倍に達した。1人の保育士を6園が奪い合っている。子どもの命を預かる責任の重さの割に低い賃金、煩雑な保護者対応といった要因が絡み、人材の確保は難しくなる一方だ。

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