英テロ

欧州でまた凶行 広がる過激思想

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欧州各地で最近起きたテロ事件
欧州各地で最近起きたテロ事件

 欧州で相次いでいる凶行が、産業革命を支えた英国の大都市マンチェスターを襲った。これまで欧州で起きた大規模テロでは、不安定化が進む中東・アフリカ情勢に、移民系への差別といった内政問題が絡みあう、複雑な構図が背景にあった。欧州が標的になるテロは今後も続くのか。【ベルリン中西啓介】

 欧州を狙ったテロの口火を切ったのは、2015年1月の仏週刊紙シャルリーエブド襲撃事件だ。同紙はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画をたびたび掲載。「表現の自由」を主張する編集部に対し、肖像画をタブー視するイスラム圏は強く反発してきた。実行犯はいずれも仏国内生まれの移民系で、国内でイスラム過激思想に傾倒したとみられている。

 この時期、シリアやイラクでは過激派組織「イスラム国」(IS)が支配地域を拡大。15年秋以降、中東やアフリカなどから約100万人の難民が欧州に押し寄せると、IS支持者らも難民を装い欧州入りした。

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