東京都の豊洲市場(江東区)移転問題で、都の市場問題プロジェクトチーム(PT)の小島敏郎座長が示した築地市場(中央区)の再整備案を巡って、市場業者らの意見が対立している。小池百合子知事が移転の可否判断を示さない中、庁内の別の検討組織はPTとは逆の「豊洲優位」をにじませる。近く築地の土壌調査が公表予定で、結果次第では混乱はさらに広がる可能性もある。
「築地再整備は大幅な資金ショートが生じる可能性もある」「アセスメント(環境影響評価)を実施する必要があり、再整備期間は最長45カ月かかる」。先月下旬にあった庁内の検討組織「市場のあり方戦略本部」の会合。小島氏が事前に示した築地再整備案について、小池知事を囲んだ都幹部から実現性を疑問視する声が次々と上がった。
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